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「ミッフィー」と「キャシー」商標類似の問題について

人気キャラクターの版権に関する争いは海外でも訴訟問題になることがあります。以前、各ニュース番組で話題となった商標侵害による事件を紹介します。オランダのメルシス社のキャラクターである「ミッフィー」と日本サンリオ社「ハローキティ」の友達として登場した「キャシー」が良く似ていたため問題となりました。

商標類似による侵害訴訟と和解

メルシス社の登録商標である「ミッフィー」は、オランダのディック・ブルーナがデザインしたキャラクターで日本でも多くの人に知られています。「キャシー」は日本のデザイナーである山口裕子がデザインしたキャラクターです。この事件では、2つのキャラクターが類似しているため、メルシス社がサンリオ社を提訴して裁判となりました。また、侵害訴訟の内容はサンリオ社側の生産を差し止める仮処分命令でした。

 

これに対して、サンリオ社は侵害ではないという意思を示し、異議の申し立てにより反論をしています。さらに「ミッフィー」の商標権取消を求める訴訟を起こすなど、事態は悪い方向へ拡大していきました。

 

しかし、両社が激しい訴訟を展開している間に、日本国内で東北地方太平洋沖地震という不幸な災害が起きてしまいました。そこで初めてサンリオとメルシスの両社は、互いの意見・キャラクターを尊重することで、この問題を解決するに至りました。また、裁判で発生する多額の費用を震災の支援金に役立て、被災地や日本の復興を進める事についても議題とされ、これをきっかけに和解を成立させたと言われています。

商標調査による侵害告知への対策

この事件の着地点では、ミッフィーに酷似したとされている「キャシー」の生産停止に合意はしていますが、サンリオ社側は著作権侵害を認めないという不明確なものとなりました。有名なキャラクターに限らず、ご当地のゆるキャラやグッズ製品に使われているキャラクターについても類似商標による問題は頻繁に起きています。商品の開発案やデザイン決定の際には特許庁に登録されている商標と類似していないかよく調べる必要があります。

 

特許庁のデータ検索を利用した人はわかると思いますが、キャラクターの商標は文字と図形からなる結合商標や複数の商標区分により、いくつものパターンで商標登録されている場合が多いです。法律に詳しい弁理士であっても調査は困難のため、商標を専門に扱う弁理士または特許事務所に相談しましょう。

 

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