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オールジャパン体制での国際戦略

2015年の7月に、日本畜産輸出促進協議会が加盟する全国の畜産団体や企業などが一致協力して鶏卵・鶏肉・牛肉・豚肉などの品目別に統一の商標を作成し特許庁へ出願することを発表しました。まず日本国内で商標登録したのち輸出する諸外国でも順次商標登録していくという計画です。

 

牛肉の分野では中央畜産会が2007年時点で、「日の丸にWAGYU」のローマ字をあしらったロゴマークを作成し輸出先の40ヵ国ですでに商標登録を済ませているという実績があります。これによって、近年「神戸牛」を初めとする高品質の日本産牛肉が世界中に広まり「日本産牛肉は格別に美味しい」といいう評判が広まり、「WAGYU」が高級食材の代名詞ともなりました。今では観光目的の第一に牛肉を食べることを挙げて来日する外国人がかなりの数に達するといわれています。

高品質な「TAMAGO」を世界へ

日本畜産輸出促進協議会では、このような和牛の国際商標登録戦略の成功を参考に、TPP交渉が本格化してきた2014年からスタートしており、同年は製品別の輸出分科会が設立され、そこで商標登録の世界戦略が練られていました。

日本産輸出畜産物の商標登録にいたる背景

2015年7月のプレス発表では協議会認定の商標第一号として鶏卵のロゴマークが公表され話題を集めました。このロゴマークはタマゴ型の楕円形の中央部に日の丸と玉子の黄身・白身を配置し、その周りに「TAMAGO Japan Egg」の3つのローマ字単語が取り囲むというデザインになっています。

 

「玉子を生で食べる国は日本だけ」といわれるほどに、日本産の鶏卵の品質と衛生管理は世界一といわれており、世界の鶏卵業者には「TAMAGO」という日本語が高品質の鶏卵を指す世界共通語になっているといわれるほどです。

 

来るべきTPPによる自由貿易化の流れによって、今後は外国産の鶏卵との輸出入競争が激化することが予想されるため、世界一の品質を誇る日本産の「TAMAGO」をいち早く諸外国の市場に周知させたいという「オールジャパン戦略」が今回の業界が足並みを揃えたロゴマーク作成そして商標登録という流れに結びついているとみてよいでしょう。

「オールジャパン体制」での国際戦略

現在、世界的に高い評価を受けている製品を模倣して販売するという組織的犯罪が国際的に問題化しています。TPPが成立することによって、この傾向が畜産物の分野におよび、高品質で知られる日本産の畜産物を真似した紛らわしい外国産が流通するという不安が払拭できません。世界各国で「食の安全」が国民の大きな関心事となっている現代では、いかに衛生的で安心して食べられる食品を確実に消費者に提供するかが業者の大きな課題となります。

 

「安心して食べられる日本産」の食品であることをアピールし、なおかつ他国の食品とは明確に区別できるための手段として、誰にも分かりやすく親しみやすい統一ロゴマークを作成し各国で商標登録することが最も有効という判断が日本畜産輸出促進協議会にあったというわけです。

 

今回発表された鶏卵のロゴマークに、日本語の「TAMAGO」が大きく上部に描かれ英語の「Egg」は下部に配置されているデザインが採用されたのも、「安全な日本産」を前面に出して差別化したいという日本側の強い要望が反映されているといえるでしょう。

 

インターネット全盛の現代は、SNSやフェイスブックなどで情報が短時間に拡散する時代となっており、これまで知られていなかった日本の長所を在日外国人たちがプライベートに動画なとしてアップする傾向が急増しており、これらのムーブメントが最近の額黒人観光客の急増に大きく貢献しているようです。

グローバル社会の到来が叫ばれる昨今、日本の食品業者が内向きの競争に明け暮れていた時代から、これからは「オールジャパン体制」で商標登録を武器に世界市場に打って出る必要性があるのではないでしょうか。

 

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